ぎょしゃと言うのは、馬車を操る人のことです。
現代だと車の運転手さんとなるでしょうか。

エリクトニウスは女神アテナの神殿で育てられ、大人になるとアテネの4代目国王となりました。
しかし、生まれつき足が不自由で、それを補うために馬に引かせる戦車を発明したとされています。
その戦車を巧みに操り、戦場を駆けめぐっていくつもの功績をあげたのです。
それが大神ゼウスに認められて星座になったのだと言われています。
しかし、ぎょしゃ座はそれよりももっと古い、バビロニア時代から知られており、その頃は並んだ五角形の星が、山羊を抱いた老人の姿に見られていたようです。
それで今でも星座絵にはその姿の方が描かれているのです。