プレアデスの七人姉妹は、月の女神アルテミスの侍女としてつかえていました。

ある月の明るい晩に、森の中で踊り遊んでいると、巨人の狩人のオリオンが現れて姉妹に声をかけてきました。
オリオンは姉妹達が好きだったのですが、彼女達は乱暴者のオリオンが嫌いだったので、大慌てで逃げ出したのです。
やがて逃げ疲れてしまい、アルテミスに助けを求めました。
女神が彼女達を衣の裾に隠すと、オリオンは気付かずに通り過ぎてしまいました。
女神が衣の裾をあげると、姉妹達は美しい鳩へ姿を変えて空へと飛んでいき、プレアデス星団となったのです。
ところが、オリオンもその後星座となり、今でもプレアデスの姉妹達を追い続けているのだと言われています。